丸重城の人々~前編~
そのままベットに移動し、また何度も果てる。
「あぁ…んぁぁ……もう…また、イク……」
「柚…愛してるよ……」
大翔の腕枕で横になる。
「フフ…朝からこんな……」
「だな…でもまだこれからだよ?
……それにしても、腹へったな!」
「え?でも身体が動かない……」
「じゃあ抱っこしてあげる…!」
大翔に抱えられ、お風呂へ。
その後、また抱えられソファーに並んで座った。

「柚、何が食べたい?」
「え?ダメだよ?大翔の誕生日でしょ?大翔が決めなきゃ!」
「うん、でも柚が決めて?今日、明日は柚は俺に口答えできないの!」
「ずるいよぉ。そんなこと言われたら、何も言えない…」
「ほら、決めて?」

大翔が好きそうな物を選び、注文する。
料理が来るまでの間、大翔は柚希にキス責めをしている。
「フフ…くすぐったい……。待って、私も大翔にキスしたい」
「うん、いいよ!」
大翔の頬や額、瞼、口唇などに、チュッ、チュッとキスをする。
「フフ…」
「何?大翔」
「柚、可愛いなって!」
「え?くすぐったくないの?」
「ううん、全然!」
「嘘ー!我慢してるの?」
「ううん」
「なんでー。悔しい……」
「じゃあ次、俺の番!柚膝の上に乗って!」
「え?でも……」
「何?」
「だって上に乗ったら……」
「乗ったら?」
「また…」
「フフ…ベットに逆戻りって言いたいの?」
「だって、大翔が言ったじゃん!」
「でも今日は、口答えなしだろ?」
「うん……」
大翔の膝の上に跨がった。
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