丸重城の人々~前編~
「誰だ!」
玄関越しに話す、将大。
「あ、よかった!ボス!俺っす!シンです!」
「は?シン?」
そこで玄関を開ける。
「なんだよ!ここには来るなっつったよな?」
この場所は知られなくない。
ここの男達だけならいいが、響子と柚希がいる。
もしかしたら二人に危害が加わるかもしれない。
将大にとって大切な二人。
将大は心に誓っていた。
命をかけて、守ると。
「すみません!奴等がこの辺を嗅ぎ付けてきやがって!!」
「とりあえず、中に入れ!」
「悪い、緊急事態だ」
「将大!誰?これ?」
「シンって言います。ボスの部下です」
「で?その部下がなんだよ!」
柚希を抱き寄せ、しっかり庇いながら大翔が聞く。
「今、俺等の組を目の敵にしてる組の奴等が、この辺をうろついてて……」
「マジかよ!?ここには柚希がいんだぞ!おっさん!」
「わかってる。響子と柚希ちゃんだけは守る!何があっても!後は自分の身は大丈夫だろ?」
「まぁね、でも姫を守るのは俺達の勤めみたいなとこあるし…ついでに響子も」
「私は大丈夫よ!でも、ついでって失礼ね!」
「で?どうすんだよ?おっさん!」
「てか、おっさんはやめろ!せめて将大と言え!
とりあえず、しばらく外には出さない方がいいな。特に柚希ちゃんは」
「え?でも……」
「柚、我慢して?大丈夫ここにいれば、誰が必ずいるから!」
「とにかく日中は、俺が絶対守る!」
中也が柚希の目を見て話す。
「う、うん…」
玄関越しに話す、将大。
「あ、よかった!ボス!俺っす!シンです!」
「は?シン?」
そこで玄関を開ける。
「なんだよ!ここには来るなっつったよな?」
この場所は知られなくない。
ここの男達だけならいいが、響子と柚希がいる。
もしかしたら二人に危害が加わるかもしれない。
将大にとって大切な二人。
将大は心に誓っていた。
命をかけて、守ると。
「すみません!奴等がこの辺を嗅ぎ付けてきやがって!!」
「とりあえず、中に入れ!」
「悪い、緊急事態だ」
「将大!誰?これ?」
「シンって言います。ボスの部下です」
「で?その部下がなんだよ!」
柚希を抱き寄せ、しっかり庇いながら大翔が聞く。
「今、俺等の組を目の敵にしてる組の奴等が、この辺をうろついてて……」
「マジかよ!?ここには柚希がいんだぞ!おっさん!」
「わかってる。響子と柚希ちゃんだけは守る!何があっても!後は自分の身は大丈夫だろ?」
「まぁね、でも姫を守るのは俺達の勤めみたいなとこあるし…ついでに響子も」
「私は大丈夫よ!でも、ついでって失礼ね!」
「で?どうすんだよ?おっさん!」
「てか、おっさんはやめろ!せめて将大と言え!
とりあえず、しばらく外には出さない方がいいな。特に柚希ちゃんは」
「え?でも……」
「柚、我慢して?大丈夫ここにいれば、誰が必ずいるから!」
「とにかく日中は、俺が絶対守る!」
中也が柚希の目を見て話す。
「う、うん…」