丸重城の人々~前編~
なんとか着いて、席に通された。
個室なので、やっと柚希も肩の力がぬけたようだ。
「ふぅー」
「柚、平気?」
「うん、さっきよりは…」
「柚、手かして?」
「手?」
「うん、手繋ご?」
手を出すと、大翔が大きな手で優しく、でもしっかり握ってくれた。
「フフ…安心する……」
「当たり前。魔法みたいなもんだし…!」
「確かに(笑)響ちゃんや中也くんも安心するけど、大翔が一番━━━━」
「ンン…!!」
握っていた手をそのまま引き寄せた大翔が、柚希の口唇を奪う。
「言ったよな?俺以外の奴のこと考えるなって!嫉妬で狂うから…」
「うん…ごめん……」
中也の言う通り、独占欲の強い大翔。
その後、料理が運ばれてくる。
柚希はその間も、大翔とずっと手を繋いでいたので、比較的安心して対応できてるようだ。
「さすがに手を離さないと、食べれないね…(笑)」
「じゃあ柚が食べさせてよ?」
「フフ…ダメだよ!ちゃんとしなきゃ…!」
「へーい」
「フフ…大翔、可愛い…」
「美味しいね…!景色も素敵だし、幸せ!」
「うん」
「二年って早いね…これからもよろしくね!
……あ、そうだ!大翔、これプレゼント。受け取ってくれる?」
「え…?」
ブルーの包みを受け取る、大翔。
「これは私からのサプライズだよ!」
「これ、柚が買ったの?」
「当たり前でしょ?他に誰が買うの?」
「一人で?」
「まさか!さすがにそれは怖いから、中也くんに付き合ってもらったの」
「中也に?」
個室なので、やっと柚希も肩の力がぬけたようだ。
「ふぅー」
「柚、平気?」
「うん、さっきよりは…」
「柚、手かして?」
「手?」
「うん、手繋ご?」
手を出すと、大翔が大きな手で優しく、でもしっかり握ってくれた。
「フフ…安心する……」
「当たり前。魔法みたいなもんだし…!」
「確かに(笑)響ちゃんや中也くんも安心するけど、大翔が一番━━━━」
「ンン…!!」
握っていた手をそのまま引き寄せた大翔が、柚希の口唇を奪う。
「言ったよな?俺以外の奴のこと考えるなって!嫉妬で狂うから…」
「うん…ごめん……」
中也の言う通り、独占欲の強い大翔。
その後、料理が運ばれてくる。
柚希はその間も、大翔とずっと手を繋いでいたので、比較的安心して対応できてるようだ。
「さすがに手を離さないと、食べれないね…(笑)」
「じゃあ柚が食べさせてよ?」
「フフ…ダメだよ!ちゃんとしなきゃ…!」
「へーい」
「フフ…大翔、可愛い…」
「美味しいね…!景色も素敵だし、幸せ!」
「うん」
「二年って早いね…これからもよろしくね!
……あ、そうだ!大翔、これプレゼント。受け取ってくれる?」
「え…?」
ブルーの包みを受け取る、大翔。
「これは私からのサプライズだよ!」
「これ、柚が買ったの?」
「当たり前でしょ?他に誰が買うの?」
「一人で?」
「まさか!さすがにそれは怖いから、中也くんに付き合ってもらったの」
「中也に?」