丸重城の人々~前編~
「だな。なんか視線感じるな…」
中也も同調する。
それもそのはず。
大中兄弟は、芸能人ばりのルックスだし、響子はクラブのママで元はNo.1ホステスだ。
この三人が集まると、目を引くのだ。
「なんか…怖いね…」
それが柚希を更に怖がらせる。
「気にするなって!なんなら俺がここの奴等に言おうか?見んなって!」
「逆に注目あびんだろ?やめろよ、兄貴!」
「わかってるよ!冗談だよ。柚、大丈夫?」
「う、うん。周り見ないようにしてる……。
でもきっと三人が綺麗だからしょうがないね…」
「は?」
ハモる、三人。
「え?三人とも、気づいてないの?きっと三人が素敵だから、みんな見惚れてるんだよ?三人とも鈍感だなぁ。フフ…変なの(笑)」
「いや、柚希にだけは言われたくない!」
と響子。
確かに。と思う、大中兄弟だった。
食事後、トイレにそれぞれ行く。
済ませて女子トイレを出る、柚希と響子。
「大中、お待た━━━」
兄弟、女性グループに囲まれていた。
「囲まれてるわね……」
「そうだね…」
思わず、響子の服を握る柚希。
「柚希?」
「あの中に入って行かなきゃいけないんだよね…?」
「そうね。私が二人を連れ出していいけど、柚希を一人で待たせられないし」
「……待ってね、心の準備を…」
「じゃあこのまま車に戻ろ?で、電話して車に来てもらお?」
「あ…うん。そうする…」
二人は人を避けるように、車に戻った。
中也も同調する。
それもそのはず。
大中兄弟は、芸能人ばりのルックスだし、響子はクラブのママで元はNo.1ホステスだ。
この三人が集まると、目を引くのだ。
「なんか…怖いね…」
それが柚希を更に怖がらせる。
「気にするなって!なんなら俺がここの奴等に言おうか?見んなって!」
「逆に注目あびんだろ?やめろよ、兄貴!」
「わかってるよ!冗談だよ。柚、大丈夫?」
「う、うん。周り見ないようにしてる……。
でもきっと三人が綺麗だからしょうがないね…」
「は?」
ハモる、三人。
「え?三人とも、気づいてないの?きっと三人が素敵だから、みんな見惚れてるんだよ?三人とも鈍感だなぁ。フフ…変なの(笑)」
「いや、柚希にだけは言われたくない!」
と響子。
確かに。と思う、大中兄弟だった。
食事後、トイレにそれぞれ行く。
済ませて女子トイレを出る、柚希と響子。
「大中、お待た━━━」
兄弟、女性グループに囲まれていた。
「囲まれてるわね……」
「そうだね…」
思わず、響子の服を握る柚希。
「柚希?」
「あの中に入って行かなきゃいけないんだよね…?」
「そうね。私が二人を連れ出していいけど、柚希を一人で待たせられないし」
「……待ってね、心の準備を…」
「じゃあこのまま車に戻ろ?で、電話して車に来てもらお?」
「あ…うん。そうする…」
二人は人を避けるように、車に戻った。