丸重城の人々~前編~
「バレないようにしなきゃ」
今毎日が楽しい。
早苗の中では、服もアクセサリーも借りてるだけで、盗んでいないのだから、なんの罪悪感もないのだ。
そしてその日も、コソッと響子の部屋に忍び込む。
「綺麗なドレス…。
今日はこれにしよっ!」
そう今度目を付けたのは、あの柚希のドレスだった。
その柚希のドレスを袋に入れ、出かけた。
そして駅のトイレで着替え、外にくり出すのだ。
「お待たせ、早苗ちゃん。今日も綺麗だね…!
じゃあ食事行こうか?」
「はい」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ドンドンドン!!!
誰かが、大翔達の部屋を叩いている。
「んぁ…誰だよ!こんな夜中に!柚が怖がるだろ!」
少しキレ気味に、ドアを開ける大翔。
「あ…大!柚希は?」
「あ?寝てるに決まってんだろ?」
「悪いけど、起こして!?」
「は?今やっと柚、寝たんだぞ!まぁ俺がなかなか寝かせなかったんだか。」
「いいから!お願い!!」
響子のただならぬ雰囲気に、大翔が柚希を起こした。
そして今リビングに早苗以外のみんながいる。
「響ちゃん、どうしたの?」
まだ少し眠そうにしてる、柚希。
「とりあえず、みんなお茶淹れたから」
広子がみんなにお茶を配る。
「ふぁぁ~。眠い…」
「俺も……」
二人とも上半身裸で、だらけている大中兄弟。
「ないの!!」
「え?」
「柚希のドレスがないの!!!」
今毎日が楽しい。
早苗の中では、服もアクセサリーも借りてるだけで、盗んでいないのだから、なんの罪悪感もないのだ。
そしてその日も、コソッと響子の部屋に忍び込む。
「綺麗なドレス…。
今日はこれにしよっ!」
そう今度目を付けたのは、あの柚希のドレスだった。
その柚希のドレスを袋に入れ、出かけた。
そして駅のトイレで着替え、外にくり出すのだ。
「お待たせ、早苗ちゃん。今日も綺麗だね…!
じゃあ食事行こうか?」
「はい」
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ドンドンドン!!!
誰かが、大翔達の部屋を叩いている。
「んぁ…誰だよ!こんな夜中に!柚が怖がるだろ!」
少しキレ気味に、ドアを開ける大翔。
「あ…大!柚希は?」
「あ?寝てるに決まってんだろ?」
「悪いけど、起こして!?」
「は?今やっと柚、寝たんだぞ!まぁ俺がなかなか寝かせなかったんだか。」
「いいから!お願い!!」
響子のただならぬ雰囲気に、大翔が柚希を起こした。
そして今リビングに早苗以外のみんながいる。
「響ちゃん、どうしたの?」
まだ少し眠そうにしてる、柚希。
「とりあえず、みんなお茶淹れたから」
広子がみんなにお茶を配る。
「ふぁぁ~。眠い…」
「俺も……」
二人とも上半身裸で、だらけている大中兄弟。
「ないの!!」
「え?」
「柚希のドレスがないの!!!」