丸重城の人々~前編~
大中兄弟に出逢ったのは、ちょうどその頃だ。
当時最大勢力を誇っていた、暴走族の頭だった大翔。
響子の族もそれなりに強く、大翔に組まないかともちかけられていたのだ。
二つが合わされば、これまでにない凄い勢力になると。
それで話しに行く為、仲間を連れ会いに行ったのだ。
その時に柚希も連れて。
「どうする?もちろん私が守るけど、一緒に行ける?」
「だ、大丈夫だよ!男の人にも慣れなきゃだし……」
と震えながら、ついて行ったのだ。
「おっ“響鬼”じゃん!相変わらず怖そうな女」
「うっさい、翔は?」
「翔さんは奥だよ!何、話にのる気になったの?」
「うるさい!行くよ、柚希」
「う、うん」
「翔さん!響鬼っす!」
「あぁ。
響子、考えてくれた?」
「相変わらず、いかつい女だな、響子」
奥のソファーに大翔と中也が座っていた。
「話だけ聞きにきた」
「おい、この子何なの?」
男が響子の後ろに隠れていた、柚希に近づく。
「ひっ!あ…」
「ちょっと!気安く柚希に近づくな!」
「いいじゃねーか!ほら!」
と柚希の手を掴み響子から引き剥がす。
「キャッ!」
「━━━━!!」
その瞬間、大中兄弟の意識が止まる。
「ちょっと柚希を離しな!あんたマジで殺られたいの?」
「わかったよ…ほんとこえーよ、響鬼」
「大丈夫…?柚希」
「………うん」
「ちょっとお前…」
「え?
ひっ!」
いつの間にか柚希の傍に来ていた、大翔と中也。
柚希の手を掴む、大翔。
「ねぇ君、何て言う名前?」
中也が声かける。
「あ…あ…」
柚希は、ガクガク震え言葉が出来ない。
「ちょっと!気安く触るなっつてんでしょ?」
響子が、柚希の手を掴んでいた大翔の手を掴む。
「翔も中も柚希から離れて!」
「柚希!こっち!」
「響ちゃん…」
響子が後ろに柚希を隠す。
当時最大勢力を誇っていた、暴走族の頭だった大翔。
響子の族もそれなりに強く、大翔に組まないかともちかけられていたのだ。
二つが合わされば、これまでにない凄い勢力になると。
それで話しに行く為、仲間を連れ会いに行ったのだ。
その時に柚希も連れて。
「どうする?もちろん私が守るけど、一緒に行ける?」
「だ、大丈夫だよ!男の人にも慣れなきゃだし……」
と震えながら、ついて行ったのだ。
「おっ“響鬼”じゃん!相変わらず怖そうな女」
「うっさい、翔は?」
「翔さんは奥だよ!何、話にのる気になったの?」
「うるさい!行くよ、柚希」
「う、うん」
「翔さん!響鬼っす!」
「あぁ。
響子、考えてくれた?」
「相変わらず、いかつい女だな、響子」
奥のソファーに大翔と中也が座っていた。
「話だけ聞きにきた」
「おい、この子何なの?」
男が響子の後ろに隠れていた、柚希に近づく。
「ひっ!あ…」
「ちょっと!気安く柚希に近づくな!」
「いいじゃねーか!ほら!」
と柚希の手を掴み響子から引き剥がす。
「キャッ!」
「━━━━!!」
その瞬間、大中兄弟の意識が止まる。
「ちょっと柚希を離しな!あんたマジで殺られたいの?」
「わかったよ…ほんとこえーよ、響鬼」
「大丈夫…?柚希」
「………うん」
「ちょっとお前…」
「え?
ひっ!」
いつの間にか柚希の傍に来ていた、大翔と中也。
柚希の手を掴む、大翔。
「ねぇ君、何て言う名前?」
中也が声かける。
「あ…あ…」
柚希は、ガクガク震え言葉が出来ない。
「ちょっと!気安く触るなっつてんでしょ?」
響子が、柚希の手を掴んでいた大翔の手を掴む。
「翔も中も柚希から離れて!」
「柚希!こっち!」
「響ちゃん…」
響子が後ろに柚希を隠す。