ぽっちゃり令嬢に王子が夢中!

「イっ、イーリス? どうしたんだい!? え? ちょっと待って?」

「殿下ッ!」

「ふぇ!?」


どこからともなく猛ダッシュしてきた謎の男が、僕とイーリスの間に割り込んだ。


「殿下。食べ物を与えないでください」

「えっ?」

「そしてイーリス嬢、あなたは息をしなさい。私の背中はミントの香り」

「ふはー」

「えっ!?」


な、ななな、なにが起きている!?
< 21 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop