ぽっちゃり令嬢に王子が夢中!
やっぱり、祝宴を抜けだしたのは秘密にしておくべきだった、の、かも……


「クロードさんも……人間です」

「……ええ、そうね。詳しく聞かせて」


元王妃が少しだけ身を屈めて、内緒話が始まった。
そして私をぐいぐいと、美味しそうな七面鳥のあるテーブルへと押していく。

ターキー……!


「孫って、いったいいくつのお嬢さんなの? え? お嬢さんよね?」

「はい……」


美味しそう……!!


「やるわね。クロードったら、あなたの健康のために雇ったのに随分と自由」

「はい……」


いい匂い……!
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