罰ゲームが二十四時間とかアリですか!?
after school〜琴side〜
「琴さん、ちょっといいですか?話があるんです」

そうあたしが言われたのは、何とか授業を終えてこれから帰ろうとした時。隣のクラスの男子が声をかけてきた。

この男子、確か女たらしで有名な人じゃん。次々と付き合う女子が変わっていって、数多くの女子が泣いているって聞いたことがある。最悪だな……。

裏庭に連れて行かれ、男子から言われたのは薄々予想していた「好きです!」という言葉。これが他の男子だったら素直に喜べたんだけどなぁ〜……。

そうだ!今までこいつに泣かされてきた女の子たちのためにも、仕返ししてやろう!

男子「僕と付き合ってくれませんか?」

「♪両想いだね♪」

あたしがそう言うと、目を輝かせる男子。残念ながらこれは嘘よ。

男子「ヤベェ、めっちゃ嬉しい!早速デートしよ!何したい?」

「♪あなたの両腕を切り落として♪」

男子「えっ?」

「♪あなたの両目をくり抜いて♪」

男子「それ……拷問じゃない?」

顔を真っ青にする男子。あたしは心の中で大笑いしつつ、続ける。
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