罰ゲームが二十四時間とかアリですか！？

class〜琴side〜

今日の四時間目の授業は、あたしのクラスでは公民の授業だ。魔法を勉強する学校だけど、国語や英語など普通の人がする勉強内容もあるんだよ。

先生「ええ〜、今日は前の時間に話していたことをします」

この前の時間にあたしたちは裁判制度について勉強したんだ。今日は、このクラス内で裁判官などを決めて模擬裁判をしてみようっていう話なんだよね。

裁判長、検察、弁護士などの役割が決まっていく。でも被告人役だけが決まらない。そりゃあそうだよね、被告人なんて役でも嫌だわ。

先生「決まらないと時間がもったいないな。なら、今日は八日だから出席番号八番に被告人役をしてもらおう」

えっ？出席番号八番ってあたしじゃん。

「♪クソだりぃな♪」

先生「何か言ったか？」

先生の無言の圧が怖いので、あたしは仕方なく立ち上がる。模擬裁判の始まりだ。

裁判長役「被告人、名前を教えてください」

「♪みくみく♪」

あたしがそう言うと、裁判長役は「えっ？」と戸惑い出す。裁判官役が「本当の名前を教えてください」と慌てて言い、あたしは口を開く。