この男子に要注意!




お風呂はいつも通りすぐにあがって、帝に借りた服を着る。



けれど下に履く予定のスウェットが大きすぎて履けなかったため黒シャツ1枚で、脱衣所をで出た。



ワンピースくらいのサイズだったこともあって、意外とイける感じ。



「みっかどー、お風呂ありがとーう」



わたしが少し大きい声を出すと、帝が階段から降りてきた。



「ゆっくりでき、た……って圭衣、その格好はアウト」



片手を頭に添え、困った様子でわたしの方に寄ってくる。



「なにかダメなことしちゃった?」



「うん、結構」



そう言いながら、さっき出たばかりの脱衣所に連れ戻される。



「はい、大きくてもこれちゃんと履いて」
< 118 / 131 >

この作品をシェア

pagetop