この男子に要注意!




「あ、そろそろ帝佳も着替えたら?」



時計を見ると、10時半。まだ入学式まで時間はあるのだけど、これから幼なじみ家族と会う約束をしている。



「そうだね、お部屋戻る!」



「ていちゃんいってらっしゃい〜」



私をていちゃんと呼ぶのはパパ。1回呼んでみたら何故かハマったらしい。



「可愛くしてもらってくるのよ」



「ママの子ですから、元々可愛いですよ」



「そうですねっ、じゃあまたあとで」



2人に見送られて、私は自分の部屋で結衣に手伝ってもらいながら準備を始めた。
< 129 / 131 >

この作品をシェア

pagetop