この男子に要注意!




彼は、高嶋ホールディングスの跡取りだ。彼の人差し指にはめられた指輪は、高嶋家の跡取りが付けるものと有名だから、見ればひと目でわかる。



容姿は、真っ黒の髪色に若干パーマがかかっていて、目が隠れる程伸びている髪の毛。それに、黒縁のメガネ。身長は、座っているからよく分からない。



「次は、相馬葵くん。どうぞ」



そう言って、再び3点セットを渡す。



「ありがとう、お姉さん!」



相馬くんは、小動物みたいな男の子で、髪の毛が真っ青だからきっと染めたんだと思う。それに、アップバングで、活発な見た目。身長はわたしよりも少し高いくらい。



相馬家は、だいだい武術の名門家だからきっと彼も武術が得意なのだろう。



「はい、最後は、氷翠帝くん?だね」



さささっと作業を進めていたらあっという間に最後のひとりまで来ていた。
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