この男子に要注意!
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「はぁ〜、疲れた。マスター、ブラックココアとサンドウィッチ下さい」
この2つは、わたしがここに来ると毎回頼むメニュー。
「はいはい、すぐ作るよ」
マスターも気さくで話しやすいし、お店の雰囲気もシックでとても落ち着く。
「ねえ、マスター。今日ね、前に話した小さい時好きだった子の夢を見たの」
少し恥ずかしい話だったから、マスターには夢と言うことにした。
「へぇ。そりゃあ、いい夢だったんじゃない?」
そういいながらも料理を作る手は止めない。
「どうして?」
「だって、いい夢だったからわたしに話すんでしょう?それでどうしたんですか?」
「その子に、似た子がねさっき居たの」