この男子に要注意!




「あなたも対して変わらないと思いますよ」



わたしは、前にも説明した通り西宮財閥の令嬢だ。



西宮財閥は世界に名を馳せる大財閥で、お父さん、お母さんとお兄ちゃんが日本にいることの方が珍しい。



「それもそうね」



そのため、Peachとうちの財閥は対して差がない。



「それよりも、早く料理食べちゃったくださいな」



「マスターもせっかちよね」



マスターに急かされながらサンドウィッチを食べ、ココアも飲みきったところにちょうど圭祐が迎えに来た。



「よっ、マスター久しぶり」



「圭祐さん。久しぶりだね」



圭祐も学生の頃はここに入り浸っていたらしい。わたしと同じで友達がいなかったのだろうか。



「じゃ、またゆっくり来るわ。またなマスター」
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