この男子に要注意!




けれど、お母さんには、勿体ないっていつも怒られている。



なぜなら、どうやらわたしは世間一般的に言う美少女らしいのだ。



黒髪の綺麗なロングヘアに175cmというお母さん譲りの長身、とても色白で大きな目に高い鼻。全部が宝石だわとお母さんがいつもいつもわたしに言ってくる。



「お嬢様、お着替え終わりましたか?朝食の準備が出来てますよ」



こんなことを考えていたら、朔羅がわたしを朝食に呼びに来てしまった。



「後ちょっとで終わるから先に行ってて」



あとは、ネクタイをしてブレザーを着れば服装は完璧だ。



「かしこまりました。それとお嬢様、シャツのボタンひとつずつズレてます」



「え、ほんとだ」
< 3 / 131 >

この作品をシェア

pagetop