この男子に要注意!




「それに、俺といるのに他の男の話はナンセンスだと思うけどなぁ〜?」



そう言って、わたしの左右の肩に後ろから両腕を置いてくる。



「悪かったわね!それより重いからこの腕下ろして……!」



そうして、意外と筋肉質な帝の腕を掴んでわたしの肩から下ろした。



「ええ、下ろしちゃってもいいの〜?」



挑発してきているかのような態度でこちらをじーっと見ながら言ってくる。



「もう!うるさいな!しょうがないからいいわよ……!」



わたしがそういった途端、またわたしの肩に腕を置いてくる。



「先輩の身長、あおみたいで丁度いい〜」



あおとは、相馬くんの事だ。
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