この男子に要注意!




「お嬢様、そろそろ出発の時間です」



朔羅が突然わたしの横に現れてそう言った。



「もうそんな時間なの」



圭祐と話していたら意外と時間が経っていたらしい。



「気をつけて行ってくるんだよ」



お父さんは、相変わらず優しい。



「はい。行ってきます」



そうして、わたしは朔羅が運転する車で学校へと向かった。
< 6 / 131 >

この作品をシェア

pagetop