○●雨色ドレス●○
僕が謝ったと同時に、電車が大きく揺れ、車輪の叫び声が聞こえ、そして電車は止まった。何が起きたのかはよくわからないけど、頭に何か当たったような……
『只今、後続列車内にて、急病人が出たため、時間調整を行います。もうしばらくお待ちください』
僕はゆっくりと頭を上げた。
目の前には、中年男が大股を広げ不格好に倒れている。どうやら気絶をしているようだ。そして、その脇の肩掛けカバンからポラロイド写真が数枚飛び出していた。
僕はおもむろにその写真を拾った。
「な、なんだこれ……っっ!!」
そこには若い女の子、いや幼稚園くらいの幼い子まで写ってる。スカートがまくりあがり、胸元はいやらしくはだけ、ぱ、ぱ、パンつ……つつつまりあれだ、こいつ
有罪
決定!