森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
「えっと……クマの獣人だと、安全なの?」
「そうだ。森でクマ以上に強い動物はいない。だから、襲われることはない」
「そうなんだ」
見上げてくるロキースは、どう見ても人畜無害な生き物である。
エディを襲う気なんて一つもなく、おとなしくお利口に立っていた。
エディは、図鑑で見たクマを思い出してみた。
仁王立ちして両手を上げて、大きな口を開けているクマ。
それから、川の中を泳ぐ鮭を大きな手で河岸へ投げるクマ。
どちらも、まるでモンスターのように恐ろしい顔で描かれていた。いかにも、獰猛な生き物なのだと言わんばかりに。
「そうだ。森でクマ以上に強い動物はいない。だから、襲われることはない」
「そうなんだ」
見上げてくるロキースは、どう見ても人畜無害な生き物である。
エディを襲う気なんて一つもなく、おとなしくお利口に立っていた。
エディは、図鑑で見たクマを思い出してみた。
仁王立ちして両手を上げて、大きな口を開けているクマ。
それから、川の中を泳ぐ鮭を大きな手で河岸へ投げるクマ。
どちらも、まるでモンスターのように恐ろしい顔で描かれていた。いかにも、獰猛な生き物なのだと言わんばかりに。