森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
(なんって、可愛いの。抱きしめて一緒に眠りたい)
うっかり乙女な部分が出てしまい、エディは慌てて気を引き締めた。
(いけないいけない。また、いろいろ緩んでいたぞ。しっかりしろ、エディ。僕には、トルトルニアを守るという使命があるのだから……!)
拳を握りしめて邪念を振り払うように頭を振っていたエディに、ロキースは「それに」と続けた。
「俺がこの近くに住めば、鍵の代わりになる」
「鍵の代わり?」
「ああ。ジョージから、聞いた。ヴィリニュスの……森守の鍵は欠けたままなのだろう? 俺がいれば、魔獣たちは怖がって近寄らない。そうすれば、エディの負担も減る。エディの負担が減れば、俺と会う時間が増える……と、ジョージが言っていた」
「なるほど」
うっかり乙女な部分が出てしまい、エディは慌てて気を引き締めた。
(いけないいけない。また、いろいろ緩んでいたぞ。しっかりしろ、エディ。僕には、トルトルニアを守るという使命があるのだから……!)
拳を握りしめて邪念を振り払うように頭を振っていたエディに、ロキースは「それに」と続けた。
「俺がこの近くに住めば、鍵の代わりになる」
「鍵の代わり?」
「ああ。ジョージから、聞いた。ヴィリニュスの……森守の鍵は欠けたままなのだろう? 俺がいれば、魔獣たちは怖がって近寄らない。そうすれば、エディの負担も減る。エディの負担が減れば、俺と会う時間が増える……と、ジョージが言っていた」
「なるほど」