森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
この一週間──ロキースと最後に会ってから、毎日続いていることがある。
それは、手紙。
会えない代わりなのか、ロスティ大使館経由で、ロキースから毎日送られてくるのだ。
毎回、飾り気のない真っ白なカードに気持ちの篭った文章が綴られているのだが、残念なことに、エディはその言葉たちを半分くらいしか読めなかった。
だって、仕方がない。なにせ、ロキースの書く字は、まるでミミズののたくるような字をしているのだ。
エディは人生で初めて、壊滅的に字が下手くそな人が身内にいて助かったと思った。
そうでなければ、せっかく手紙を貰っても、何も感じることが出来なかっただろう。
ロキースの手紙には、『今日は窓を作った』とか『ベッドが小さかったから作り直した』といった家づくりの進捗と、『早くエディに会いたい』とか『エディのこんなところが好き』というようなことが書かれている、ようだ。
それは、手紙。
会えない代わりなのか、ロスティ大使館経由で、ロキースから毎日送られてくるのだ。
毎回、飾り気のない真っ白なカードに気持ちの篭った文章が綴られているのだが、残念なことに、エディはその言葉たちを半分くらいしか読めなかった。
だって、仕方がない。なにせ、ロキースの書く字は、まるでミミズののたくるような字をしているのだ。
エディは人生で初めて、壊滅的に字が下手くそな人が身内にいて助かったと思った。
そうでなければ、せっかく手紙を貰っても、何も感じることが出来なかっただろう。
ロキースの手紙には、『今日は窓を作った』とか『ベッドが小さかったから作り直した』といった家づくりの進捗と、『早くエディに会いたい』とか『エディのこんなところが好き』というようなことが書かれている、ようだ。