森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
真っ青な顔で睨まれても、怖くはない。
だが、このまま誤魔化し続ければ、ミハウはこの場で倒れるまで問い続けるに違いない。
(それは、面倒……)
エディは観念するように、両手を上げた。
「分かった。話すよ。荒唐無稽な話だけれど、嘘じゃない。それだけは、信じて」
「エディタの嘘なんて、僕にはお見通しだよ」
そう言って、ミハウは近くにあった椅子をエディのすぐそばへ引き摺ってくると、ドンと座った。
(体は弱いくせに、態度は強気なんだよなぁ)
エディが手を出すと、ミハウはおとなしく手紙を渡してくれた。
封を開けると、中からカードが一通出てくる。二つ折りされたそれをゆっくり開くと、解読が難解な文字たちが並んでいた。
だが、このまま誤魔化し続ければ、ミハウはこの場で倒れるまで問い続けるに違いない。
(それは、面倒……)
エディは観念するように、両手を上げた。
「分かった。話すよ。荒唐無稽な話だけれど、嘘じゃない。それだけは、信じて」
「エディタの嘘なんて、僕にはお見通しだよ」
そう言って、ミハウは近くにあった椅子をエディのすぐそばへ引き摺ってくると、ドンと座った。
(体は弱いくせに、態度は強気なんだよなぁ)
エディが手を出すと、ミハウはおとなしく手紙を渡してくれた。
封を開けると、中からカードが一通出てくる。二つ折りされたそれをゆっくり開くと、解読が難解な文字たちが並んでいた。