森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
相変わらずの酷い字だ。
だが、『家が完成した』という文が読み取れて、エディの顔にうっすらと笑みが浮かぶ。
「ちょっと、エディ。なんだよ、この手紙。字、汚すぎ! よく読めるね⁈」
手紙を覗き込んできたミハウが、「はぁぁ?」と非難の声を上げた。
正直、エディとしてはミハウがロキースの字を非難出来る立場だとは思えず、スンとした顔で彼を見つめる。
「ミハウの字とあまり変わらないよ」
「同じじゃないよ! 僕の字は、もうちょっと読める字だね」
「僕からしたら、同じにしか見えないよ。まぁ、そのおかげで多少は読めるわけだけど……」
壊滅的に字が下手くそな身内とは、ミハウのことである。
だが、『家が完成した』という文が読み取れて、エディの顔にうっすらと笑みが浮かぶ。
「ちょっと、エディ。なんだよ、この手紙。字、汚すぎ! よく読めるね⁈」
手紙を覗き込んできたミハウが、「はぁぁ?」と非難の声を上げた。
正直、エディとしてはミハウがロキースの字を非難出来る立場だとは思えず、スンとした顔で彼を見つめる。
「ミハウの字とあまり変わらないよ」
「同じじゃないよ! 僕の字は、もうちょっと読める字だね」
「僕からしたら、同じにしか見えないよ。まぁ、そのおかげで多少は読めるわけだけど……」
壊滅的に字が下手くそな身内とは、ミハウのことである。