森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
「耳が、いつもより大きいな」

 ロキースの問いに、エディは答える。

「あなたの声をよく聞くためだよ」

 再び、ロキースは問いかけた。

「どうして、いつもより目が小さい?」

 ロキースの問いに、エディは少しムッとしたようだった。

 小さな唇を尖らせて、目尻が少しだけつり上がる。

「これでも女の子なんだけど。それ、失礼だよ?」

「そうか。それは、すまない。ところで、エディはまだか?」
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