森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
差し出された蜂蜜の瓶に、エディはそういえばと思い出した。
彼女はロキースへ、言いそびれていたことがあったと。
「あのさ」と言って顔を上げると、ロキースの蜂蜜色の目とかち合った。
絡んだ視線の甘さに、体が反射的にぴゃっと後退る。
後ろはソファの背もたれで、逃げ場はない。
話しかけてしまった手前、黙っているわけにもいかず、ロキースを見る目に力が入る。
「前に……大使館で出してくれた紅茶、とっても美味しかったよ。あれ飲んだおかげで、緊張が解れたと思う。ありがとう」
緊張のあまり睨みつけるような目になってしまったエディを、ロキースはそれでも愛おしげに見返すだけだ。
彼女はロキースへ、言いそびれていたことがあったと。
「あのさ」と言って顔を上げると、ロキースの蜂蜜色の目とかち合った。
絡んだ視線の甘さに、体が反射的にぴゃっと後退る。
後ろはソファの背もたれで、逃げ場はない。
話しかけてしまった手前、黙っているわけにもいかず、ロキースを見る目に力が入る。
「前に……大使館で出してくれた紅茶、とっても美味しかったよ。あれ飲んだおかげで、緊張が解れたと思う。ありがとう」
緊張のあまり睨みつけるような目になってしまったエディを、ロキースはそれでも愛おしげに見返すだけだ。