森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
 あぁ、可愛い。

 こんなに愛しくてたまらないのに、ベッドに連れ込めないのがもどかしい。

「そろそろ、泊まりくらいは良いだろうか……?」

 手は繋いだ。

 デートもしている。それも、何回も。

 ハグも……ソファの背もたれ越しだが、経験済みである。

 となれば、次なるステップはお泊まり……!

 そんなの、駄目に決まっている。

 いつでもどこでもエディを抱きしめて甘やかしたい気持ちでいっぱいなロキースが、おとなしく紳士でいられる保証なんてないのだ。
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