森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
 頭の中では、常にエディをベッドに組み敷くことばかり考えている。

 たまに、可愛いなぁと愛でるだけの時もあるが、大抵はいやらしいことだ。

 だって、仕方がない。

 彼は獣人だ。獣人とは、半獣である。

 半分獣で半分人の彼らは、人よりも理性が緩みやすかった。

 ジョージが聞いていたら、鉄拳制裁だ。

「何か言った?」

「……気のせいだろう」

 口の中で呟いた言葉は、良いのか悪いのかエディには聞こえなかったようだ。

 残念である。

 もしも聞こえていたら、エディから鉄拳制裁されていたかもしれないのに。
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