森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
エディは、疲れていた。
だから、判断力が鈍っていたのだ。
いつものエディなら、ミハウには言わない。面倒なことにしかならないから。
しかし、ミハウがそこまで言うのならと、彼女は口を開いた。
「罪悪感で、苦しいんだ……僕は今まで、トルトルニアの人々を守るために、魔獣を仕留めてきた。だけど、言われたんだ。ロスティでは、魔獣を大切にしている。人に恋をして、獣人になるかもしれない存在だからって……それを聞いて、思ったんだ。今まで仕留めてきた魔獣にも、もしかしたら誰かに恋をして獣人になる可能性があったんじゃないか。そんな魔獣を仕留めた僕の手は、汚れているように思えた。だから、こんな手は、ロキースに触れてもらえる資格なんてないんじゃないかって」
熱で掠れた声で、エディは痛々しげにそう語った。
だから、判断力が鈍っていたのだ。
いつものエディなら、ミハウには言わない。面倒なことにしかならないから。
しかし、ミハウがそこまで言うのならと、彼女は口を開いた。
「罪悪感で、苦しいんだ……僕は今まで、トルトルニアの人々を守るために、魔獣を仕留めてきた。だけど、言われたんだ。ロスティでは、魔獣を大切にしている。人に恋をして、獣人になるかもしれない存在だからって……それを聞いて、思ったんだ。今まで仕留めてきた魔獣にも、もしかしたら誰かに恋をして獣人になる可能性があったんじゃないか。そんな魔獣を仕留めた僕の手は、汚れているように思えた。だから、こんな手は、ロキースに触れてもらえる資格なんてないんじゃないかって」
熱で掠れた声で、エディは痛々しげにそう語った。