森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
3
健康優良児であるエディの知恵熱は、一昼夜もすれば治った。
しかし、相変わらずエディはロキースと会うことに躊躇いを感じている。
ジョージが言っていた一月は、少し過ぎた。
エディのもとには、一通の手紙が届いている。封蝋には、ロスティ国の紋章が押印されていた。
手紙には、エディがヴィリニュスの鍵を取り戻すために何をしても許す、という内容が書かれている。ご丁寧に、国王と司令部のサインまで入っていた。
寝不足と悪夢による泣き過ぎで真っ赤になった目に、冬の日差しが容赦なく突き刺さってくる。
「うぅ……あたま、いたい……」
いつものように屋根の上で日向ぼっこをするつもりだったが、これでは無理そうである。
しかし、相変わらずエディはロキースと会うことに躊躇いを感じている。
ジョージが言っていた一月は、少し過ぎた。
エディのもとには、一通の手紙が届いている。封蝋には、ロスティ国の紋章が押印されていた。
手紙には、エディがヴィリニュスの鍵を取り戻すために何をしても許す、という内容が書かれている。ご丁寧に、国王と司令部のサインまで入っていた。
寝不足と悪夢による泣き過ぎで真っ赤になった目に、冬の日差しが容赦なく突き刺さってくる。
「うぅ……あたま、いたい……」
いつものように屋根の上で日向ぼっこをするつもりだったが、これでは無理そうである。