森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
「ひゃっ⁉︎」

 ぴちゃり。
 ロキースの舌がエディの指に絡みつき、ヌルヌルと舐める。

「やめてよ、どうしてこんなことするの?」

 棒突きキャンディーでも舐めるように、ロキースはエディの指を舐めた。

 まるで獣のように、ロキースの息が荒い。
 一体どんな味がしているのか、その顔は恍惚としていた。

(酔っているみたい) 

 顔は赤らみ、目が据わる。

 酔っているのと違うのは、エディをクラクラさせる濃厚な大人の雰囲気が漂っているという点だろう。

 ロキースの色気に当てられて、エディまで酔ってしまいそうだ。
< 275 / 390 >

この作品をシェア

pagetop