森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
「ロキースの隣がルタのものになったら、僕は……僕は……!」

 その先を言うことさえ怖がっている様子のエディは、離れることを恐れるようにロキースにしがみついた。

 エディはロキースの隣を、こんなにも望んでくれている。

 ロキースの隣は、エディ以外有り得ないというのに。

「そんなことには、絶対にならない。俺が、させない」

「でも……!」

「俺の隣はいつだってエディだけのものだ。だが、エディがそんなに不安なら、一刻も早く鍵を手に入れよう。エディは泣き顔も可愛らしいと思うが、笑ってくれている方がもっと好きだ」
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