森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
エディは多少魔力耐性があったが、耐えられるのはせいぜいロキースの家くらいまでだ。
それ以上となると、森に惑わされ、迷子になる。
ロキースの手は、エディにとって命綱のようなものだった。
「ねぇ、ロキース。ここから魔獣の寝床まで、どれくらいかかるの?」
「そうだな……一直線で向かっているから、あと二時間くらいだろうか。大きな障害物はなさそうだから、それ以上かかることはないはずだ」
ロキースは道中、何度か立ち止まっては、しゃがみ込んで地面に手をついた。
前にヴィリニュスの鍵の在り処を探す時もそうやっていたな、とエディは興味深げに眺める。
それ以上となると、森に惑わされ、迷子になる。
ロキースの手は、エディにとって命綱のようなものだった。
「ねぇ、ロキース。ここから魔獣の寝床まで、どれくらいかかるの?」
「そうだな……一直線で向かっているから、あと二時間くらいだろうか。大きな障害物はなさそうだから、それ以上かかることはないはずだ」
ロキースは道中、何度か立ち止まっては、しゃがみ込んで地面に手をついた。
前にヴィリニュスの鍵の在り処を探す時もそうやっていたな、とエディは興味深げに眺める。