森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
 もっと、お話ししたかった。

 もっと、一緒にいたかった。

 もっともっと、やりたいことがあったのに。

 恩返し、したかったのに。

 厳しいけれど、優しい人だった。

 両親の代わりにたくさんの愛情を注いでくれた、大切な人。

 ずっとずっと帰りを待っていた。

 いつか帰ってくるのだと、信じていた。いや、思い込もうとしていた。

(本当は、気付いていた。おばあちゃんはもう、帰ってこないって)

 エディは墓のそばに座り込んで、涙した。
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