森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
3
「……」
これまでの日々を思い出して、エディは沈黙した。
(我ながら、すごい変わりようだ)
白魚のようだった手は、すっかり日焼けしている。左手の親指の付け根は、弓を支えるせいで硬くなっていた。もう、令嬢の手ではない。
弓の名手として名を挙げて、トルトルニアの人々からも感謝の言葉を貰える。それはエディの自慢だったけれど、女の子としては規格外だろう。
エディは、自分は目の前で跪く男に似合わないと思った。
この綺麗な男の人は、リディアみたいに可愛らしい女の子にこそ相応しい。
大きな体は、きっと優しく包み込んでくれるだろう。
柔らかな髪の間に手を差し入れたら、きっと触り心地が良いだろう。
蜂蜜みたいな目で一途に見つめられたら、世界一甘い気分に浸れるだろう。
これまでの日々を思い出して、エディは沈黙した。
(我ながら、すごい変わりようだ)
白魚のようだった手は、すっかり日焼けしている。左手の親指の付け根は、弓を支えるせいで硬くなっていた。もう、令嬢の手ではない。
弓の名手として名を挙げて、トルトルニアの人々からも感謝の言葉を貰える。それはエディの自慢だったけれど、女の子としては規格外だろう。
エディは、自分は目の前で跪く男に似合わないと思った。
この綺麗な男の人は、リディアみたいに可愛らしい女の子にこそ相応しい。
大きな体は、きっと優しく包み込んでくれるだろう。
柔らかな髪の間に手を差し入れたら、きっと触り心地が良いだろう。
蜂蜜みたいな目で一途に見つめられたら、世界一甘い気分に浸れるだろう。