殺戮学園
「グヘへ、グヘへ、グヘへへッ!」


子豚は不気味に笑いながら、大ハンマーを高く振り上げ、その大ハンマーを再び香織の頭に振り下ろした。


香織の頭はハンマーで叩き潰され、そのときの衝撃で香織の体が少しだけ弾んでいた。


香織の頭からは真っ赤な血が辺りに飛び散り、割れた頭蓋骨から潰れた脳ミソがこぼれていたが、子豚はそれを問題ともせず、香織の頭を何度も何度も叩き潰した。


「グヘへ、グヘヘ、グヘヘヘへッ!

オレ、最強!

復讐は楽しい!」


子豚はそう言って、まるでおもちゃで遊ぶかのように、香織の体を大ハンマーで叩き潰した。


そして子豚がようやく香織の死体で遊ぶのに飽きた頃、死神のような顔をした弟が子豚に言った。


「兄ちゃん、僕たちの復讐はまだ始まったばかりだよ。

この脳ミソを垂れ流している女だけじゃなくて、夢野学園にいる生徒全員が、僕たちの敵なんだ」


「グヘへへッ。

復讐は始まったばかり。

これからもっと楽しいことが起きるはず!」


「そうだよ、兄ちゃん。

まず始めに、僕たちの復讐が始まったことを夢野学園の生徒に伝えよう。

小又兄弟の呪いが始まったことを伝えよう」


弟の話を聞いて、子豚みたいなルックスの兄、竹雄が下品に笑ってこう言った。


「オレたちは最強に生まれ変わった。

呪いってスゴい!

復讐は楽しい!」
< 11 / 82 >

この作品をシェア

pagetop