殺戮学園
「このチビ兄弟、悟君にビビってねぇ」


「こいつらは何も恐怖を感じねぇのか?

ケンカ最強の桐野悟だぞ」


「自分に自信があるのか、それともハッタリか。

どっちにして気味が悪いぜ」


悟の仲間たちは不気味な小又兄弟に不安を感じて、自分たちの思うことを口にしていた。


そんな雰囲気の中で悟は小又兄を指差し、威圧的な態度でこう言った。


「おい、ブタヤロー。

オレとタイマンで勝負しろ!

お前ら二人をオレたち四人でボコッたら笑われちまう。

お前ごとき、オレ一人で十分だ!」


悟がそう言うと、さっきまで笑っていた小又兄が急に顔色を変えて怒り出した。


「コッノー!

オレをブタヤローって言いやがったな!

ブタって言ったヤツがブタなんだからな!

お前が本当のブタなんだからな!」


小又兄は自分が太っていることを気にしているらしかった。


そんな小又兄は右手に持った大ハンマーをぐるんぐるんと振り回して、桐野悟を威嚇していた。
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