殺戮学園
「オレ、あの女の言葉にムカついた。

あの女はオレたちをバカにしてる!」


「相変わらず、夢野学園の生徒は僕たちを差別するよね。

僕たちはみんなと同じ夢野学園の生徒なのに……」


香織は子豚と死神の言葉に敵意と殺意を感じていた。


この二人が放っている負のオーラはいったい何?


香織はそんなことを思いながら、ゆっくりと後ずさりを始めていた。


「兄ちゃん、僕たち、学園でいじめられて帰った放課後に公園で話したよね。

いつか僕たちが最強になって、みんなを地獄に落としてやろうって」


「オレ、覚えてる!

オレたちをバカにしたヤツを皆殺しにしようって、良雄と話してた!」


「兄ちゃん、手始めにあの女の子を殺そうよ。

僕たちの復讐を始めようよ」


「オレ、良雄に賛成する!

オレ、あいつを殺してくる!」
< 8 / 82 >

この作品をシェア

pagetop