【完】桜色の君を抱きしめたい
「そんなに軽かったですか?」

「今にもスキップしそうだったな。で、どこに行くつもりだったんだ?」

「本屋さんです。新刊と気になっていた本が最近発売したのでそれを買いに」

「へぇー。俺も一緒に行っていいか?今はまだ明るいけど、帰りは暗いだろ?だから帰り送っていくよ」

「そんな悪いですよ」

「遠慮するな。それに、お前に何かあったら、兄貴や志村に怒られそうだからな」

「それもそうですね。貴斗先輩、よろしくお願いします」

「おお!」
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