【完】桜色の君を抱きしめたい
お洋服にアクセサリーも。小物も...!見ているだけでワクワクしちゃいます。お小遣い足りるでしょうか?

「あ、あそこにありそうだね」

会場の隅っこにあるスペースで本を売っていました。

「いらっしゃい」

麦わら帽子を被ったおじさんは下を向きながら私達に言いました。

「何かオススメはありますか?」

「ねーな」

「え?」

無いという答えに驚いた凪。

オススメはないって、こんなに本があるのにどうしてでしょうが?

あ。私が探していた本がありました。とても綺麗な状態です。お値段は...た、高いです!定価の値段より高いなんて。

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