【完】桜色の君を抱きしめたい
「凪先輩は今の私を見てどう思いますか?私は今、凪先輩と目を合わせて話しています。こんな私は弱く見えますか?」
「そんな!弱くなんか...!」
「そうです。弱く見えません。弱く見える私は目を合わせない自分。私がここまで強くなれたのは凪先輩のおかげです。凪先輩の強さが私を強くさせたんです...!凪先輩、もう一度言います。どうか、自分を簡単に否定しないで下さい...」
「ありがとう佐伯さん。俺、また自分を見失うところだったよ。はは。まさか好きな子にここまで言われるなんて思っても見なかったよ。こんなに頑張らせて...」
グイッ
凪は夢花の涙を指で拭き取って、ふっと笑った。
「そんな!弱くなんか...!」
「そうです。弱く見えません。弱く見える私は目を合わせない自分。私がここまで強くなれたのは凪先輩のおかげです。凪先輩の強さが私を強くさせたんです...!凪先輩、もう一度言います。どうか、自分を簡単に否定しないで下さい...」
「ありがとう佐伯さん。俺、また自分を見失うところだったよ。はは。まさか好きな子にここまで言われるなんて思っても見なかったよ。こんなに頑張らせて...」
グイッ
凪は夢花の涙を指で拭き取って、ふっと笑った。