【完】桜色の君を抱きしめたい
「えーと、うさぎのツバキは森の聞き屋さん。毎日皆の悩みを聞いていて、ある日、街で有名なお姫様、リリーの悩みを聞いて、ツバキはアドバイスをし、問題を解決する話だそうだ」
あらすじを皆に説明した委員長。クラスの皆は話を知らなく、反応はやや薄めだった。
「結構マニアックなの選んだな実行委員会も...。配役は、うさぎのツバキ、お姫様のリリー、リリーの両親に許嫁と街外れの王子様。そして森の動物たちか。後は裏方だな」
委員長の説明が終わって一人の男子が手を挙げた。
「配役ってどう決めるんだ?」
「実行委員会からはクジで平等に決めるようにと言われた。てことで今からクジを行う」
ええーと言う声が教室中に響き渡った。クジを引き始め、配役が次々と決まっていった。
ガサガサ
どうか、裏方でありますように...!
「コレです!」
「佐伯さん、紙を。...うさぎのツバキ!」
「えっ!?」
まさかの主役を引いてしまいました...!
「佐伯さん、誰かに代わってもらう?」
出来れば代わってもらいたいです。けど、ここで逃げてしまっては治るもの治りません!
「私、やってみます...!」
あらすじを皆に説明した委員長。クラスの皆は話を知らなく、反応はやや薄めだった。
「結構マニアックなの選んだな実行委員会も...。配役は、うさぎのツバキ、お姫様のリリー、リリーの両親に許嫁と街外れの王子様。そして森の動物たちか。後は裏方だな」
委員長の説明が終わって一人の男子が手を挙げた。
「配役ってどう決めるんだ?」
「実行委員会からはクジで平等に決めるようにと言われた。てことで今からクジを行う」
ええーと言う声が教室中に響き渡った。クジを引き始め、配役が次々と決まっていった。
ガサガサ
どうか、裏方でありますように...!
「コレです!」
「佐伯さん、紙を。...うさぎのツバキ!」
「えっ!?」
まさかの主役を引いてしまいました...!
「佐伯さん、誰かに代わってもらう?」
出来れば代わってもらいたいです。けど、ここで逃げてしまっては治るもの治りません!
「私、やってみます...!」