【完】桜色の君を抱きしめたい
「た、貴斗先輩!?」

オーラがとても暗いです。そのせいか全然気づきませんでした。

「お前らはいいよな。劇だの飲食店だので。二年は最悪な事態なんだぞ?」

「ふふ」

「笑うな兄貴!」

「凪先輩、二年生は何をやるんですか?」

「コスプレして俺達三年の手伝いと後夜祭の盛り上げ役。そして貴斗は...ははは!」

お腹を抱えて笑い始めた凪。

「兄貴...!」

貴斗は恥ずかしくなって勢いよく立った。




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