【完】桜色の君を抱きしめたい
皆さんのおかげで今日、私はまた強くなりました。再開してお芝居を続けた時、不思議と怖くありませんでした。何回か観客席の方を見ることがありましたが、今までとは違い、むしろ楽しかったです。


帰りの支度をして教室を出た夢花。 玄関に辿り着くと、凪達が待っていた。

「夢花ー」

夏芽は夢花に走って抱きついた。

「なっちゃん...!」

「夢花本当によく頑張ったよ。楽しかったよ...!」

「なっちゃん...」

なっちゃんには沢山の心配をかけてしまってましたね。
< 187 / 208 >

この作品をシェア

pagetop