【完】桜色の君を抱きしめたい
「何さそれ。そんな事言われなくてもこれからも一緒にいるよ。なんたって私は夢花の親友なんだから!」

「なっちゃん...!」

喜びのあまり、今度は夢花から夏芽に抱きついた。

「夢花ー!」

「お前ら校門前であまり目立つな。見てるこっちが恥ずかしい」

「もう貴斗さんたら、せっかくの感動を邪魔しないで下さいよ」

「なんで俺が怒られなきゃならないんだよ!?佐伯!」

「はい!」

「開校祭終わったらメシ奢るから予定空けとけよ...!」

そう言って貴斗は帰って行った。

「おい貴斗待てよ。じゃあね二人とも」

凪は貴斗を追いかけて帰って行った。
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