【完】桜色の君を抱きしめたい
今の私を・・・


次の日。夢花は寝不足でフラフラになりながら学校に向かっていた。

昨日は一日マネージャーの事で考え過ぎて眠れませんでした。いくら貴斗先輩の専属とはいえ、注目されるのは避けられません...!

ポン

「おはよう。佐伯さん」

・・・!!クラスの女の子です!目を合わせられません。

「お、おはようございます....。失礼します」

目を合わせないで挨拶してしまいました。慣れたら必ず目を見て挨拶しますのでそれまで勘弁してください....!

「マジでアイツ何なの?」

「どうしたの?佐伯さんだ」

「聞いてよ。佐伯さん、あたしと目を合わせないでおはよう言ってきたんだよ。まじ、ムカつく」

「えぇー!?ありえない。そうだ最近こんな噂聞くんだけどさ」

「え?なになに?」
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