【完】桜色の君を抱きしめたい
「うぅ...」

「泣けば済むと思ってる?横田先輩と貴斗先輩を独り占めして、挙句の果てにうちらの友達を学校を休ませるくらい追い詰めて。いい気になるなよ!」

「ちょっと教育してあげようか?夢花ちゃん」

「いた...!!離して下さい!」

一人の女子が夢花の髪を力いっぱい引っ張り今にもちぎれそうになっている。

「ねぇ、コイツの髪切らない?」

「良いねー。腰まであると邪魔だしね。ハサミ持ってきて」

「オーケー」

ハサミ...!髪を切られるなんて嫌です!早く離れないと...!
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