【完】桜色の君を抱きしめたい
ショッピング初めて一時間半。夢花と夏芽は二人が待つベンチへ。

「二人ともお待たせしました」

「いや〜買った買った」

「いいの買えた?」

「はい!夏の新作お洋服ゲットです!」

「どんなやつ買ったんだ?」

「それは林間学校までのお楽しみです!」

「そうか、もう林間学校の時期か。貴斗、お前準備したか?」

「いや、今思い出した...」

「あれ?夢花と貴斗さんって同じ学年だっけ?」

「いえ、一学年違います」

「俺らの林間学校は一年、二年合同なんだ。俺ら二年は一年にキャンプの基礎を教えるのが目的。一年は基礎を学ぶのが目的なんだ」

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