【完】桜色の君を抱きしめたい
「へぇー」
「ちなみに三年は下の学年がいない間に学校内の大掃除だ」
そっちの方が大変です。凪先輩ファイトです...!
「俺らは来年大掃除か。面倒だな。あ、兄貴。あれ」
「そうだった。佐伯さん」
「はい」
「これ、俺と貴斗から」
渡されたのは雑貨屋さんの紙袋。中に入っていたのはワインレッド色のカチューシャです。
「髪を切る前はリボンで髪を縛っていたでしょ?でも今は短くなってヘアアクセも付けなくなってなんだか寂しい感じがして。だから貴斗と選んだんだ。佐伯さんに似合いそうなやつを」
「いいんですか?」
「当たり前だろ。ほら、付けてみろよ」
「なら、私が付けるね」
なっちゃんに付けてもらい、リュックから鏡を出して見てみました。
「ちなみに三年は下の学年がいない間に学校内の大掃除だ」
そっちの方が大変です。凪先輩ファイトです...!
「俺らは来年大掃除か。面倒だな。あ、兄貴。あれ」
「そうだった。佐伯さん」
「はい」
「これ、俺と貴斗から」
渡されたのは雑貨屋さんの紙袋。中に入っていたのはワインレッド色のカチューシャです。
「髪を切る前はリボンで髪を縛っていたでしょ?でも今は短くなってヘアアクセも付けなくなってなんだか寂しい感じがして。だから貴斗と選んだんだ。佐伯さんに似合いそうなやつを」
「いいんですか?」
「当たり前だろ。ほら、付けてみろよ」
「なら、私が付けるね」
なっちゃんに付けてもらい、リュックから鏡を出して見てみました。