【完】桜色の君を抱きしめたい
「なら、俺と見るか?」

「貴斗先輩とですか?」

「そうだ。俺とならまだ他の奴らより慣れてるし、お前も安心して星を見れるだろ?」

私が言ったのは好きな人という意味で。けど、貴斗先輩なりに私に気を使っているんですね。申し訳ないという気持ちもありますが、ここは素直に受け止めましょう。

「貴斗先輩、明日はよろしくお願いします!」

「おう。じゃあコテージの入口で待ち合わせな?」

「はい!」

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